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はじめに
今回は、「行動経済学は最強の学問である」という本から、私のような初心者ブロガーが学べたことを共有したいと思います。
私自身、システムエンジニアという根っからの技術職であり、
経済についてやマーケティングについてはほぼ学んだことありません。
(見出しにあんなこと書いてますが、私は全然知りませんでした・・・)
30歳のおじさんながら、新鮮な気持ちで読んだうえで自分の備忘としてもまとめようと思います。
本の内容や、私に少しでも興味を持っていただけたら続きもご覧になっていただきたいです!
こんな方におすすめ!
- ブログを始めたばかりで、読者心理を理解したい方
- 記事の書き方やタイトルの付け方に悩んでいる方
- マーケティングの基礎を学びたい初心者ブロガー
- 行動経済学に興味はあるけど、難しそうと感じている方
記事を読むことで得られるメリット
- 経済学と行動経済学の違いが理解できる
- アンカリング効果を用いたタイトル付けの考え方
- マーケティングの基礎を学びたい初心者ブロガー
- 行動経済学に興味はあるけど、難しそうと感じている方
行動経済学と経済学とは違う・・・?
正直に告白すると、「経済学」という言葉に最初は少し抵抗がありました。
ただ、経済学と行動経済学は同じものではないことがわかりました。
下記に違いをまとめてみました。
項目 | 経済学 | 行動経済学 |
前提 | 人は合理的である | 人は必ずしも合理的ではない |
視点 | 数理モデルや統計などを用いて分析 | 心理学的な知見を取り入れ、 人間の行動メカニズムを解明 |
対象 | 市場、企業などのマクロな 経済現象 | 個人の意思決定、心理的な 影響などミクロな経済現象 |
主な分析手法 | 数理的なモデル、統計分析 | 実験、アンケート調査、 脳科学的なアプローチなど |
行動経済学には心理学的な要素も含まれていたのです。
簡単にまとめると、人間の「非合理的な行動」に着目し、それを解き明かす学問なのです。
この「非合理な行動」という点がすごく面白く感じ、
一気に「学びたい」という気持ちが湧き出てきました!
理想は頭の中でわかっていても、実際に行動できないのが人間ですよね・・・
意思決定のメカニズム
人間の意思決定が必ずしも合理的なものではない、ということを様々な角度から解説されています。
特に印象に残ったのは「アンカリング効果」です。
これは、最初に提示された情報(アンカー)が、その後の判断に大きく影響するという心理効果です。
例えば、この本の中では、ある商品の価格を最初に高く提示した場合と、低く提示した場合で、
消費者が感じる価値が変わるという実験結果が紹介されていました。
最初に高い価格を見た人は、その後の価格をよりお得に感じてしまうのです。
アンカリング効果:ブログに置き換えてみると・・・
ブログ運営に置き換えると、記事のタイトルや導入文がまさに「最初の情報」にあたります。
最初に読者の目を引くような魅力的なタイトルをつけることで、記事の内容にも興味を持ってもらいやすくなるはずです。
例えば、「ブログで成果を出すための方法」というタイトルは、読者の興味を引きそうですが、冒頭で「誰でも簡単に成果が出せる」と書いてしまうと、逆に不信感を与えてしまう可能性もあります。
そこで、「ブログで成果を出すための具体的なステップを紹介!【初心者向け】」というように、
より具体的な内容を示し、読者の期待値を調整することで、記事の信頼性を高めることができるのではないかと考えました。
また、導入文では記事を読むことで読者が得られるメリットを明確に伝えるように心がけてみました。
さらに、記事内で商品やサービスを紹介する際には、最初に少し高めの価格帯のものを紹介し、次にそれよりも少し価格を下げたものを紹介することで、読者に「お得感」を感じてもらうように工夫することなどもできるのではないかと考えています。
私自身は始めたてすぎてまだ何も紹介してないですが・・・笑
まだまだ試行錯誤中ですが、この知識を今後の記事作成に活かしていきたいです。
手にする喜びより失う怖さが勝つ
人間は「得をすること」よりも「損をすること」をより強く嫌う傾向があります。
これを「損失回避」といい、その強さは得をする喜びの約2倍にもなると言われています。
この本では、ある実験で、参加者に「ある金額をもらう」か「コインを投げて表が出たら2倍の金額をもらう、裏が出たら何ももらえない」という選択肢を与えたところ、多くの人が「確実に金額をもらう」を選んだそうです。
一方で、「ある金額を失う」か「コインを投げて表が出たら2倍の金額を失う、裏が出たら何も失わない」という選択肢を与えたところ、多くの人が「コインを投げる」を選んだそうです。
これは、人は「確実に得られる利益」よりも「損失を回避すること」を優先するという、
損失回避の心理が働いている証拠です。
損失回避:ブログに置き換えてみると・・・
この知識は、ブログ記事の見出しづくりにとても有効だと感じました。
例えば、「知らないと損する〇〇の基礎知識」という見出しをよく見ますが、読者の「損失を回避したい」という気持ちに強く訴えかけるためにこのような表現にしているのだとわかりました。
また、読者が記事を読むことで(停滞している)現状から「変化」できることを提示することも有効なのではないかと思います。「現状の悩みを解決して〇〇を手に入れる方法」というように、読者が記事を読むことで得られるメリットを明確に示すことで、記事を読んでもらいやすくなると考えられます。
今後は、見出しに読者の注意を引けるようにして、記事を読んでもらうきっかけ作りを意識していきたいです。
さらに、記事の中で何かを勧める際には、「このままでは〇〇の機会を逃す可能性があります」と損失を強調してから、「〇〇をすることでその機会を掴むことができます」と提案することで、先ほど申し上げた内容がダブルで盛り込まれており、効果的に読者の行動を促すことができると学びました。
例えば、「このままブログを続けても成果が出ない可能性があります。しかし、この記事で紹介する方法を実践すれば、成果を出す可能性を高めることができます!」のように書くと、読者の心に響きやすくなるかもしれません。
YouTubeのサムネや、ブログ記事の見出しなどを見るとこの損失回避に訴えかけてますよね。
こうして学問的に効力があることを知ると、とても納得感が出てきますね。
フレーミング効果の威力
同じ内容でも、表現方法を変えるだけで、相手の受け取り方が大きく変わるのが「フレーミング効果」です。例えば、「手術後の生存率90%」と「手術後の死亡率10%」は、同じ内容を表していますが、
受け取る印象は大きく異なります。
この本では、ある実験で、同じ商品でも「90%脂肪分カット」と「10%脂肪分あり」と表現を変えただけで、消費者の購買意欲が大きく変わることが示されていました。人は、「肯定的な表現」にはより好意的な印象を持ち、「否定的な表現」にはより悪い印象を持つ傾向があることが分かります。
フレーミング効果:ブログに置き換えてみると・・・
記事を書く際に、よりポジティブな言葉を使うように意識していく必要があると感じました。
例えば、「失敗しない〇〇の方法」よりも「成功する〇〇の方法」と表現したり、
「〜を避ける」よりも「〜を実現する」という言葉を選ぶように意識していきたいです。
また、「〇〇のデメリット」ではなく「〇〇のメリット」を強調したり、「〇〇の課題」ではなく「〇〇の可能性」を強調したりと、言葉の選び方を意識することで、読者に与える印象を大きく変えることができると学びました。
さらに、文章を書く際には、抽象的な表現を避け、具体的な例を挙げるように心がけていきたいです。例えば、「ブログで成功する」という抽象的な表現よりも、「ブログで読者の役に立つ記事を作る」という具体的な表現を使うように意識していきたいと考えています。
今後は、記事の構成も、最初にメリットを強調し、その後にデメリットを補足する、といった構成を意識することで、読者にポジティブな印象を与え、
記事を最後まで読んでもらえるように工夫していきたいです。
まとめ
この本を読んで、ブログ運営には、経験や勘だけでなく、科学的なアプローチも大切だと気づきました。理論を学ぶことで、「なぜ、このような書き方が効果的なのか」という理由が分かり、より効果的な記事作成ができると感じました。
これからは、この本で学んだ知識を実践し、効果を検証しながら、より良い記事を作っていきたいです。また、行動経済学は、ブログ運営だけでなく、日常生活やビジネスシーンにも応用できる知識だと感じています。
例えば、交渉の場面では、相手の損失回避の心理を利用したり(また、自分はそれによって焦らないようにする)、プレゼンテーションの場面では、フレーミング効果を意識することで、より説得力のあるコミュニケーションをとることができると学びました。
これらの知識を、今後のブログ運営や日常生活に活かしていきたいです。
- 行動経済学は、初心者ブロガーでも実践できる具体的なヒントが満載
- 理論を知ることで、記事作成の方向性が明確になり、迷いがなくなる
- 読者心理を理解することで、読者の心に響くコンテンツを作成できる
- 一朝一夕には結果は出ないが、地道な実践と検証から導く改善が大切
- 行動経済学の知識は、ブログ運営だけでなく、日常生活やビジネスにも応用できる
私も初心者ブロガーとして、この本で学んだことを一つずつ実践し、読者の役に立つ記事を書いていきたいと思います。
同じように奮闘している方々がいらっしゃいましたら、一緒に成長していきたいです!
この記事が少しでも参考になりましたら、
コメントやシェアをいただけると嬉しいです。
まだまだ未熟者ですが、これからも学びを発信していきますので、
応援よろしくお願いします!
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